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問題集が解けないのはなぜか

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行政書士試験1年目、市販の書籍で勉強を始めて大きくつまずいたのが、

問題集の解説を読んだけれども全然解ける気がしない!!?

というところでした。

そもそも、最初に本屋で資格試験コーナーを眺めた時、テキストを覚えればいいんだよね、問題集っていらなくない?とか思ったものでした。(←大間違いだった)

なんでだろう、テキストひととおり読んだはずなのに、テキストの理解が足りないの?問題難しすぎない?解けるようになる気がしない~><

その後、受験校の講師のブログやTwitterなどを拝見するようになり、インプットとアウトプットのバランスが必要、というアドバイスをいろんなところで見るようになりました。

が、肝心のアウトプット部分の問題演習がなんだか進まないんだようっなんでだYO!!

市販の書籍で勉強し臨んだ1年目は不合格でした><

ということで、2年目は反省をもとに勉強を進めてみました。

原因1 「原則と例外」の概念がなく、過去問と逆の問われ方をすると解けなかった

行政書士試験1年目の直前期は、一問一答形式の問題集を読んで、

「むむ…、解説長い。とにかく結論だけ覚えよう」

という、なんとなーくこういうときはこーなのかあ、とむりやり覚えていた気がします。

それは講師の方がよく言われている「原則」と「例外」の概念がない覚え方でした。

問題集とは反対の問われ方をすると正誤を間違うし、例外ばかり覚えて原則がすっぽり抜けていたという状態で挑戦していたきがします。

原因2 過去問の文章が難しい文章だから、文章に慣れないと解けない

なんで最初のころは全然問題が解けなかったんだろうなあ、と受験体験記を執筆しながら思い返していた時ちょうど目に入ったのが以下の記事。

『宅建試験攻略のポイント バランスよく摂取せよ』
訪問していただきまして、ありがとうございます。よろしければ、応援のポチッと♪をお願いします!     ここ最近は,ずーっと行政書士試験のことばかり書いている気…

アガルートアカデミー行政書士試験講座担当講師の林先生のブログでした。

宅建士試験の記事ですが、行政書士試験初学者にもいろいろな試験勉強にも当てはまると思います。

もっとはやく、つまずいていたころに読みたかった…!

うっわあ、わたし1年目は問題さっぱし解けなくて教科書に戻ってたわ!

たしかに教科書のやわらかい表現いくら読み返しても問題とけなかったわ!

それか教科書の記載が簡潔すぎで頭に残らなかったわ!

それどころか勝手に超訳して覚えちゃってたわ!

試験勉強に対応できるようになるには、試験問題を読めるようにならないとできないわけで。

問題文がながーい><、なにいってるかわかんなーい><、状態から早く抜けないと。

問題文の固い表現に慣れる必要があったのね、と目からうろこでした。

原因3 テキストを勝手に超訳して覚えるともっと解けない

たとえば、行政法では「却下」と「棄却」という用語があります。

これ、違いを区別しないで、

「たしかなんかお上にダメっていわれるケースだわ~、だから却下あってる~♡」

と超訳で覚えると全く問題が解けません。

問題では「却下」「棄却」の違いがちゃんとわかっているかも問われています。

テキストは条文をかみくだいて書いてありますが、テキストよりさらにやわらかい表現に勝手に超訳すると、実際の問題が解けなくなる可能性があります。

用語は一度かみくだいてやさしい言葉にしてのみこんでもいいですが、後できっちりその用語の言葉で覚え直すのが大事だと思いました。

アガルートの豊村先生の講義も、要所要所で用語をかみくだきつつ、問題に対応できる文体で読む講義をしているなあと気づきました。

原因4 わからなかった問題につまづいている時間が長かった

テキストを読むのは、なんだかわからなくてもとりあえずあとでわかればいいか~、と流せます。

しかし、問題集を解くのはなんだかわからないとおもいっきしつまずいて、先に進めなくなっちゃうんですよね。

後から思い返せば、インプットのときもアウトプットのときもどちらもわからないのは同じなのに、問題演習だとスルーができなかったなあ、と。

そんなに悩まずにすんなりわかった!ところをまず増やしていく方が、過去問学習やりはじめの時には精神衛生上よいと思いました。

ということで、5分くらい悩んでテキスト読んでもピンと来なかったら、1周目はひとまずスルーも大事!

問題の出題傾向がわかってくると、周回プレイしているうちに、この問題のポイントはここだったのかあ!反応するキーワードはこれかあ!と後から気づいたりもできます。

まとめ 問題集1周目は根性でがんばる、何周かすると読めるようにわかるようになってくるよ!

ということで、自分の問題演習が進まなかったわけが、2年目勉強中や受験後に気づいたりしました。まとめるとこんなかんじです。

  • 「原則」と「例外」を抑える
  • 試験問題の難しい文章に慣れる
  • 用語は勝手に超訳しすぎないできちんと覚える
  • 納得できない問題は1周目はスルースキル発動
  • 周回プレイ大事

当時の自分は、むりやりでもとにかく問題集全ページ勉強した証を残すという根性作戦で、問題演習1周目をがんばりました。

問題が解けなくても、最初から解説を読んで選択肢ごとに〇✕つける。

誤りのある選択肢はどこが違うのかメモする。

解説を読んでもよくわかんなかった選択肢は?つけておいてとにかく1回全体に目を通す。

テキストを読み直すと問題演習でひっかかったところをより注意深く読み込むようになる。

ハテナ?な問題に戻ってきたときに、この選択肢の目をつけるべき言葉がみえてなにがわかってなかったのかがわかる。

テキストと問題集を何周もぐるぐる回転させましょう、ていうのはこういうことかあ!と思ったのでありました。

でもでも、やっぱり1周目はきついですよねー。問題の解けなさわからなさに頭抱えますよねー。

同じ悩みの方の参考になりますように。